こんにちは!双子ママの ましの です。
ご訪問ありがとうございます。
双子が逆子になっちゃった!
今から治る?帝王切開になるの?
と悩んでいませんか?
逆子といえば帝王切開。お腹切るの痛そうだし怖いな…って思いますよね。私もそう思っていたので、自然分娩を希望していました。(もちろん自然分娩も相当痛いと思いますが…)
ところが、妊娠26週で第1子が逆子になってしまいました。そのまま戻らず、帝王切開での出産となったんです。
でも、帝王切開にもメリットがあったんです!
今回は、【双子が逆子になり帝王切開となった私の体験談】をお話ししようと思います。双子の逆子で帝王切開が不安…という方の参考になればと思いますので、ぜひ読んでみてくださいね。
双子の逆子にはどんなパターンがある?
逆子とは、足やおしりを下にした「骨盤位」になっていることです。反対に、頭が下になっている胎位を「頭位」と言います。
双子妊娠だと、子宮内が狭い分、逆子になる確率は高まります。
一口に「逆子」と言っても、双子の場合はいくつかのパターンがあります。
- 【頭位×頭位】 ふたりとも頭を下にしている。
- 【頭位×骨盤位】 第1子が頭位、第2子が骨盤位。
- 【骨盤位×頭位】 第1子が骨盤位、第2子が頭位。
- 【骨盤位×骨盤位】 ふたりとも足やおしりが下になっている。
- 【その他】 横位など他の組み合わせ。
上記のように分かれますが、パターンにより可能な分娩方法が異なります。このときポイントとなるのは、先に産まれる第1子の胎位なのです。
双子は逆子でも自然分娩できる?帝王切開になる?
一般的に、第1子が頭位の場合は自然分娩が可能なようです。つまり、上記の①と②のことですね。
私が行っていた病院でも、そのように説明を受けました。
ただ病院によって、以下のように方針が異なるようです。
- 第1子が頭位なら自然分娩ができる(第2子の胎位は問わない)
- 自然分娩は頭位×頭位になっている場合のみ可能
- 多胎の妊娠は必ず帝王切開
妊娠初期に、病院の方針を確認しておくと安心ですね。また、自然分娩にも帝王切開にも、それぞれメリット・デメリットがありますので、理解しておきましょう。
双子の自然分娩のメリット・デメリット
自然分娩のメリット
- 帝王切開に比べて出血が少なく、母体の回復が早い
- お腹に傷が残らない
自然分娩のデメリット
- 第2子の急変により、緊急帝王切開になることもある
第1子の誕生後、再び陣痛が起きて、数分後に第2子も誕生となります。ただ、その第2子が急変する可能性があり、危険な状態になると自然分娩が困難となることもあります。
- 微弱陣痛でお産が長引く
- 第2子が回旋異常で下りてこられず、状態が悪くなる
- 第1子がいたスペースが空いたことで、第2子が動いて胎位が変わる
このような場合は、緊急帝王切開になることもあるんです。
双子の帝王切開のメリット・デメリット
帝王切開のメリット
- 胎位にかかわらず、短時間で安全に出産ができる
帝王切開のデメリット
- 自然分娩に比べて出血量が多く、母体の回復に時間がかかる
- お腹に傷が残る
帝王切開は開腹手術なので、母体の急変などのリスクはあります。それでも、上記した自然分娩でのトラブルを避けられるのが、帝王切開のメリットですね。
双子妊娠でも逆子体操はできる?
双子の妊娠中は、逆子体操はオススメできません。
逆子体操は、双子妊娠ではお腹に負担がかかってしまいます。双子妊娠は安静第一なので、無理な運動は禁物です。
逆子体操には科学的根拠もないようですしね…
単胎妊娠では、28週前後までなら逆子は治る可能性があるようですが、双子妊娠は子宮内が狭くなっています。子宮の大きさには個人差があるとは言え、この頃に逆子を治すのは難しいかもしれません。
【筆者の経験談】第1子が逆子に!帝王切開での出産
では、第1子が逆子になり帝王切開となった私の体験談をお話しします!
妊娠26週で第1子が逆子に。第2子はクルクル回る!
私の場合、妊娠20週ころまでは頭位(第1子)× 骨盤位(第2子)でした。
主治医からは、第1子が頭位なら自然分娩できると言われていたので、第2子の逆子は気にしていませんでした。
ところが、妊娠26週で骨盤位(第1子)× 頭位(第2子)に!
ふたりともひっくり返っとるー!
その後、第2子は頭位→骨盤位→頭位と、健診の度にくるくる回っていました。もう妊娠30週ころで、子宮の中はそんなに隙間もないだろうに…。
そんな元気な第2子の横で、問題の第1子は左の隅に追いやられてしまいまして。動けるスペースもなかったようで、そのまま骨盤位から動くことはありませんでした。
最終的には 骨盤位(第1子)× 頭位(第2子)となり、帝王切開での出産が決まりました。
筆者が感じた帝王切開のメリット
自然分娩で産んでみたかった・・・
初産なので、もちろんこんな気持ちもありました。
でも、帝王切開には、以下のように私にも家族にもメリットがありました。
- 出産日が決まることで、心の準備ができる
- 第2子の急変などのリスクが少ないことで安心感がある
- 事前に夫の仕事の調整がしやすい
- 両親・義両親も手術日に病院に来て、生まれたての孫の顔を見れる
また、いつ産まれるか分からない自然分娩よりも、手術のほうが職員の人手があり、万が一の時も安心かな?とも思いました。
私の入院中にスーパームーンの日があり、その夜に5人も出産があったんです!
翌日、助産師さんはヘロヘロでした。夜勤帯は職員も少ないでしょうし、そんな時にもし急変があったら大変ですよね。
私の手術では、こんなに大勢の人に立ち会って頂きました。
- 産婦人科医:2人
- 助産師:1人
- 小児科医:2人
- 研修医:2人
- 看護師:数名
なにかあっても命は助かりそうだな…
という安心感がありました。
もちろん術後の傷はすんごーーーく痛い!ですが、私は帝王切開で良かったと思っています!
【まとめ】第1子が逆子なら帝王切開になる。でもメリットもある!
今回は双子妊娠で逆子になった場合についてお話しさせて頂きました。
- 双子の逆子にはいくつかのパターンがある。
- 第1子が頭位の場合は自然分娩が可能だが、病院によって方針が異なる。
- 帝王切開はどんな胎位でも短時間で安全に出産ができるのがメリット。
- 双子の妊娠中には、逆子体操は負担が大きいのでダメ。
「帝王切開は怖い!」「自然分娩で産みたい!」という思いの方もいるとは思います。でも、帝王切開にすることで得られる安心感もあるのです。
どちらのお産も痛いし、大変なのは同じ。大切なのは産む方法ではなく、お腹の双子ちゃんが元気に産まれてくれること。
逆子が治らなくても焦らず、かわいい双子ちゃんに会える日を楽しみに待ちましょう!
今回のお話は以上になります。ここまでお付き合い頂きありがとうございました!