こんにちは!双子ママの ましの です。
ご訪問ありがとうございます。
双子だと管理入院になるの?
いつ頃からかな?お金もかかるよね…
こんなふうに不安に感じていませんか?
私も妊娠中は、いつ入院と言われるか、健診のたびにドキドキしていました。この記事では以下の疑問についてお話しします。
- 管理入院になるのはどんな時?
- いつ頃から入院になるの?
- 入院費はどれくらいかかる?
- 持ち物は何を準備すればいい?
私の経験談を踏まえながら解説しようと思います。管理入院について不安を感じている方は、ぜひ読んでみてくださいね。
双子妊娠で管理入院となるケース3つ
「管理入院」とは、妊娠中に起こりうるトラブルに備え、予防的に入院することです。
管理入院は、リスクの高い一絨毛膜性(いちじゅうもうまくせい)の双子の場合に特に必要とされますが、ニ絨毛膜性(にじゅうもうまくせい)でも下記のケースに当てはまれば入院となることもあります。
管理入院が必要なケースは、主に3つになります。
管理入院ケース① 切迫早産
「早産」とは妊娠22週~36週までに出産する事をいい、早産になりかかっている状態を「切迫早産」と言います。
双子妊娠は早くに子宮内が狭くなるため、切迫早産になる可能性がかなり高くなるのです。
- 子宮頸管が短くなる
- 子宮口が開き始める
- 破水や陣痛が起こる
これらの症状があると、早産となるのを防ぐために管理入院となることが多いです。
管理入院ケース② 母体に合併症がある場合
妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病など、お母さんの体に合併症が生じた場合も入院が必要です。
多胎妊娠は母体にかかる負担が大きいので、早産予防のためにも合併症を重症化させないことが大切です。
管理入院ケース③ 赤ちゃんの発育に異常がある場合
- 双子の体重が小さめ
- 双子間の体重差が大きい
- 双子の心拍が不安定
これらの場合には、管理入院をして妊娠経過をこまめに追う必要があります。
双子妊婦が管理入院になる時期
管理入院になると思われる時期は、膜性によって異なります。
- 一絨毛膜性双胎:妊娠28週ごろから
- 二絨毛膜性双胎:妊娠34週ごろから
双子妊娠の膜性については、こちらの記事でお話ししています。
妊娠30週で単胎の臨月のおなかの大きさになる双子妊娠では、28~30週頃に早産兆候が出やすくなります。そのころに生まれるとトラブルが心配なので、早産予防のため管理入院が必要となります。
管理入院については、病院によって以下のように方針が異なります。早めに自分の病院の方針を確認しておくと安心ですね。
- 28週頃~出産まで一律に管理入院を行う
- 28週頃に一度入院し、経過が順調な場合は一時的に退院できる
- 経過が順調であれば管理入院せずに、外来で経過観察をする
ちなみに、私は一絨毛膜性でしたが経過がとっても順調だったので、先生も入院させるか迷っていたんです。でも念のため…という感じで、妊娠32週で入院となりました。
一絨毛膜性だからって、必ずしも入院が早いとは限りませんね。
でも、備えあれば憂いなし。いつ入院になってもいいように、入院や出産の準備は早めに行いましょう。
管理入院は保険が適用される
管理入院が長くなると入院費が心配ですね。でも大丈夫です!
- 管理入院は健康保険が適用されるので3割負担
- 「高額療養費制度」を使えば自己負担限度額を超えた分が戻ってくる
さらに出産育児一時金は、双子の場合は84万円が受け取れます。出産費用がこの金額を超えなければ、申請後に差額が受け取れます。
つまり、入院費は出産育児一時金でほぼまかなうことができるのです!
高額療養費制度とは?
高額療養費制度とは、自己負担となる医療費が限度額を超えた場合、あとで払い戻される制度です。
自己負担限度額は、年齢や所得により異なります。詳しくは下記のサイトを参考にしてください。
ちなみに、この制度はひと月ごとに適用されるという点に注意が必要です。ひと月というのは「同じ月の1日~末日」のことです。
つまり、月をまたぐとリセットされてしまうのです。
例えば、同じ30日間の入院(自己負担限度額を超えるとする)でも、
- 月初に入院(1/1~1/30)
- 月末に入院(1/25~2/23)
この場合は、月をまたいだ②の方が、①に比べて自己負担となる医療費が高くなる、ということですね。
限度額適用認定証を用意しておけば、立て替えなくていい
高額療養費制度でお金が返ってくるのは、請求してから3~4か月後です。戻ってくるとは言え、立て替える金額は大きくなるので負担になりますよね。
事前に限度額適用認定証を発行してもらうのがオススメです!
これを病院に提示すると、支払いの時点で限度額までに抑えられ、立て替える必要がなくなります。
私の場合は、病院側から入院前に「申請しておいてください」と案内がありました。
以下のサイトで申請書をダウンロードすることができます。
加入している医療保険も事前に確認を!
さらに、民間の医療保険に入っていれば、入院や手術による保険金が支払われる場合があります。早めに契約内容を確認しておきましょう。
医療保険に入ってないんだけど…
管理入院に備えて、今から保険に入ったほうがいいのかな?
という方もいると思います。
妊娠中でも加入できる保険もありますが、現在の妊娠に関しては保障の対象外となるかもしれません。上述した公的な健康保険だけでも入院費はほぼまかなえるので、心配しなくて大丈夫ですよ。
私の管理入院・出産での費用については、こちらの記事でお話ししています。
管理入院に備えて準備するもの
長い入院生活になると、持ち物も多くなりますよね。必要なものを以下にまとめてみますので、よかったら参考にしてみてください。
貴重品
- 財布(現金少し)
- ケータイ
- 保険証
- 診察券
- 母子手帳
- 限度額適用認定証
- 印鑑
私は、現金はテレビカードくらいにしか使いませんでした。
病院によってはコインランドリーなども使うかもしれませんね。私は洗濯物は夫に渡し、家で洗濯してもらっていました。
入院中は病棟の外に出るのは禁止されていたので、売店にも行けず…
お金を使う機会はほとんどなかったので、現金は最低限でいいと思います。
衣類
- マタニティショーツ(5枚ほど)
- 授乳用ブラ(5枚ほど)
- 肌着(5枚ほど)
- 産後用ショーツ
- カーディガンなど
マタニティパジャマを持っていく方もいるようですが、私は病院で用意される病衣で問題なかったです。
また私が出産した病院では、出産後にもらえるセットがあり、その中に産後用ショーツが入っていたので、自分で準備しなくても大丈夫でした。
病院によって異なると思いますので、事前に確認しておきましょう!
私は11〜12月の入院だったので、寒さ対策にカーディガンやら膝掛けやらたくさん持っていったのですが。日当たり良好な部屋の窓際のベッドだったので、それはもう暑くて暑くて…。不要でした。
毎日汗だくになっていました。笑
日用品
- 歯ブラシ、歯磨き粉、うがい用コップ
- 洗顔料
- シャンプー・リンス(小さめボトルで)
- ボディーソープ(小さめボトルで)
- 身体を洗うやつ
- バスタオル(2〜3枚)
- ドライヤー(病院で貸し出しがない場合)
- スキンケア用品
- マタニティクリーム
- リップクリーム
- マスク
- 爪切り
- ティッシュ
- 汗拭きシート
- コンタクトケース、洗浄液
- スリッパ
- お茶を入れるコップ
- 入浴セットをいれるバッグや袋
人にもよると思いますが、これくらいかな?
メイク用品も最低限は持って行きましたが、1日中マスクをしているので毎日スッピンでした。メイクをしたのは外泊の日と退院日のみでしたね。
シャワーができない日もあると思い、汗拭きシートを多めに持っていきました。ところが経過が順調だったため、出産前日まで毎日シャワーができたんです。結果的には不要でした。
病院内は空調で乾燥するので、スキンケア用品はやや多めに持って行ってもいいかもしれません。
私は超乾燥肌なので、しょっちゅう保湿をしていました。
オルビスユー
この化粧水、べたつかないのに保湿力バツグンです。
電子機器類
- ノートパソコン
- タブレット
- カメラ
- イヤホン
- 電子機器類の充電器
私の病院では、希望すればパソコンを有線でネットに繋いでくれたんです。
Wi-Fiは外来にしかなく、入院病棟では使えなかったので助かりました。ネットや動画をパソコンで見ることができましたよ。
病院側が良ければですが、Wi-Fiのルーターを準備しておいても便利かもしれませんね。
イヤホンは動画や病室のテレビを見るときに必要です。パソコンやタブレットならワイヤレスのイヤホンでも大丈夫ですが、テレビを見るときはコードがあるタイプのイヤホンが必要になります。
カメラはミラーレスの一眼レフを持っていたので、産後の双子を撮るために持っていきました。今はスマホでも十分キレイな写真が撮れるので、不要かもしれませんね。
その他
- 本などの暇つぶしになるもの
- お菓子
暇つぶしは必須です。とにかく時間があるので、入院中にしたいことを考えておくといいと思います。
私は
- エコー写真のアルバムづくり
- 写真データ整理
- ドラマ・映画鑑賞
- 読書(ほぼ漫画)
などをしていました。今思えば、贅沢な時間ですね。
お菓子はお見舞いに来る母がよく持ってきてくれて嬉しかったです。糖尿病や体重制限はなかったので、毎日少しずつ食べて楽しんでいました。
病院のご飯は薄味で物足りないからね…
【まとめ】双子妊娠は管理入院になる可能性は高め。早めに準備をしておこう!
今回は双子妊娠の管理入院に対する疑問についてお話しさせて頂きました。
- 管理入院になるかは病院の方針や妊娠の経過による。
- 一絨毛膜性双胎や合併症がある場合は早めに入院になる可能性が高い。
- 入院費は健康保険や出産育児一時金でまかなえることが多い。
- 長期・急な入院になることを踏まえて、持ち物は早めに準備をしておく。
早産や合併症など、なにかとハイリスクな双子妊娠。管理入院は、双子ちゃんが元気に産まれてくるための準備期間なのです。
行動を制限されるのはつらいかもしれませんが、「おなかの中でふたつの命を育てる大切な時間」と前向きにとらえられるといいですね。その先に、かわいい双子ちゃんと会える日が待っています。
双子の壮絶なお世話を乗り切るために、入院中は力を蓄えておきましょう!
今回のお話は以上になります。ここまでお付き合い頂きありがとうございました!