こんにちは!双子ママの ましの です。
ご訪問ありがとうございます。
双子を妊娠したら管理入院になるんだよね?どんなふうに過ごすのかな?
双子ママなら、一度はこんな風に悩みますよね。
なので今回は、私の管理入院での様子をお話ししたいと思います。
「これから管理入院になるかも…」と不安に感じている方の参考になりますように。
管理入院が決まるまで
「いつ入院になる?」とソワソワ
私の双子妊娠は、特に大きなトラブルもなく順調でした。
妊娠15週頃につわりが終わってからは、仕事でも特に困ることはなく。
産休に入る26週まで無事に務めることができました!
でもその頃のお腹は、すでに単胎妊娠の臨月に近い大きさ…。
双子は早産になりやすい上に、ハイリスクなMDツイン。
「一絨毛膜性双胎は、妊娠28週ごろから管理入院になる可能性が高い」と言われています。
今は順調でも、急に入院になるかも。
いつでも入院できるようにしておこう。
という気持ちで、早めに入院準備を済ませていました。
MDツインであることが判明したときの話はこちら↓
経過は順調!なかなか入院にならず
ところが、思いのほか経過は順調で。
健診のたびに入院を覚悟をして行くのですが、一向に入院を告げられません。
26週で第1子が逆子にはなりましたが、子宮底長が少しも短くならない。
つまり、早産になる気配がなかったのです。
妊娠30週での私の子宮底長は、なんと42㎝!
この頃の子宮底長の標準は31〜35㎝。
先生に「大きいね〜!」と笑われたので、よほど珍しかったんでしょうかね…。
毎回特にトラブルもなく健診が終わるので、なんだか拍子抜けしてしまってました。
いいことなんですけどね。
この頃はまだ、普通に車の運転をしたり、買い物の荷物を持ったりしてました。
32週でついに入院に!
しかしついに、その時がきます。
32週ころから管理入院した方が経過がいい、というデータもあるので…。
今のところ特に問題もないけど、念のために来週から入院しておきましょうか。
31週の健診で、ついに入院を告げられたのです!
入院って、「危ない状態なのですぐ入院しましょう!」みたいなのを想像していたけど…。
なんとも淡々とした、計画的な入院となりました。
管理入院中の過ごし方
管理入院中には以下のことを行います。
- 血圧や体温などのバイタル測定
- NST(ノンストレステスト:胎児の心拍数を調べる検査)
- 週に1~2回、先生の診察
- 経過良好ならシャワー
1日の予定は以上です。他は自由時間です。
早産の兆候があれば、子宮の収縮を抑える点滴を受けたりして、安静にしていると思いますが…。
なんたって私は、先生にも笑われるほどの子宮底長をもつ女。笑
点滴してないので安静にする必要もなく、狭い病棟内を散歩したりしますが…
病棟の外には出られません。
有り余る時間…
でも、これは想定内。暇つぶしのために、いろいろ準備していきました。
残りの自由時間をどんなふうに過ごしたかご紹介します。
管理入院中の暇つぶし
エコー写真のアルバムづくり
出産する前に、エコー写真のアルバムを作っておきたかったんです。
なぜなら、私の性格上、産後には絶対にやらないから。笑
マメなタイプじゃないんです…。
エコー写真って色褪せると聞いたので、全部スキャンして写真に印刷したんです。
- エコー写真
- その時の双子の体重や様子
- 診察で言われたこと
これらをアルバムに貼ってまとめました。
これは今でもよく見返します!
当時のことをよく思い出せるので、作っておいて本当に良かったです。
産後にこれを作る余裕はなかった…
写真データ整理
写真って、気付いたらすごい量が溜まってませんか?
ケータイからパソコンにうつしてはおくけど、大量の写真から「あの1枚」を探し出すのに一苦労…
なので、年代やグループごとにフォルダにまとめて、USBにバックアップをとる、という作業をしていました。
入院時にノートパソコンを持っていって良かったです。
ドラマ・映画鑑賞
これもノートパソコンで観ていました。
この機会に、気になってたドラマや映画を見よう!
と思い、動画視聴のサブスクに加入。かなりの数の作品を見ました。
でも初月無料だったので、出産前日に解約して無料!
このおかげで、部屋のテレビをほとんど見ることがなかったです。
テレビカードは有料ですしね。
タダでたくさんドラマ・映画が見れて、かなり充実した時間を過ごせました。
読書
これもドラマと同じで、この機会になかなか読めなかった長編を読もう!と思いまして。
夫に友人から「キングダム」を借りてきてもらい、ずっと読んでました。
長編一気読みは、時間があるからこそできる贅沢!ですね。
活字の本では、こどもの寝かしつけについての本を読んでました。
双子育児はふたりの生活リズムを合わせることが大事。
ふたり一緒に寝てくれれば、自分も休む時間を確保できますしね。
双子をスムーズに寝かせるために、くり返し読んでいました。
この本を参考にした、寝かしつけについての話はこちら↓
管理入院中の大変だったこと
NSTが苦痛
1番はこれです。
NST(ノンストレステスト)、つまり胎児の心拍数を調べる検査ですね。
この検査はおなかにセンサーを当てられて寝ているだけですし、痛みなどもありません。
では何が辛かったのかというと。
この検査は上半身を少し起こした仰向けの姿勢で受けるのですが、40分かかるんです。
40分間、仰向けでいることの辛いこと…。
横を向きたい…。でも動くとセンサーがずれる…。
それに、うちの双子はなぜか、NSTのときに決まってすんごい動くんです。
暴れるので胎児の位置が変わり、データを取れなかったことが何回もありました。
この姿勢だと動きやすかったのかな?
うまく取れてなかったから、もう一回検査しますね~!
と看護師さんに言われたときの絶望感たるや…。また40分…つら…。
「頼むから動かないで~!」と双子に毎回話しかけていました。
集団生活
私が入院したのは4人部屋だったんですが、全員ベッドのカーテンを閉めてたんです。
プライベートな空間になるので良かったんですが、他の患者さんの動きが見えません。
なので、音や気配で周囲の動きを察知していました。
「今ならトイレ空いてるな…」
「この人が洗面所使い終わったらうがいに行こう!」
みたいな感じで、同室の患者さんに気を使ってましたね。
寝言やいびきが大きい方もいたので、音に敏感な人には大部屋は大変かもしれません。
でも…
上の子が会いに来てくれて、喜んでいるママさんにほっこりしたり。
切迫早産で点滴を外せず、辛くて泣いてるママさんに切なくなったり。
どんなママさんも大変だな、頑張っているな、と勇気づけられました。
気さくに話せれば良かったけど…誰とも会話しないまま4人部屋での生活は終了してしまいました。
ママ友をつくるチャンスだったかも…残念。
運動不足やむくみ
本当に動かないので、筋力低下が心配でした。
こんなのんびりした生活をしていて、産後から双子のお世話を頑張れるのか…!?
不安だったので、子宮底長が長いのをいいことに、スクワットなどの軽い運動をこっそりしていました。
絶対安静の双子ちゃんママは、絶対にマネしないでくださいね!
あとは、妊婦さんにはつきものの「むくみ」ですね。
- 大きくなった子宮が血管を圧迫して、血流が悪くなるために、足がむくむ。
- 双子妊婦さんは単胎妊娠のママさん以上にむくみが起きやすくなる。
私も例外ではなく、両足がそれはそれは大きくむくんでいました…。
先生から弾性ストッキングを履くように言われたので、夫に売店で買ってきてもらって履いていました。
血流が悪いと「静脈血栓症」のリスクが高まります。
【静脈血栓症】
血流の低下から静脈に血栓(かたまり)ができ、それが肺などに運ばれて命の危険をもたらす病気。
私は医療関係者なので、この病気の怖さを知っていました。なので、
予防のために毎日かかと上げの運動も行っていました。
でも、何度も言いますが…
安静指示が出てる双子ママさんは真似しないでくださいね~!
ご飯が飽きる
「食」は入院生活での少ない楽しみです。
最初は、「家事をしなくてもご飯が食べれて幸せー♡」と思っていましたが。
薄味で毎日似たようなメニューを1ヶ月も食べていると…飽きます。
しかも、おかずに対して白ご飯の量が多い!
塩分制限のない方は、ふりかけを持っていくことをオススメします。
私を不憫に思ったのか、お見舞いに来る母は毎回お菓子を差し入れしてくれました。
毎日それを少しずつ食べて楽しんでいましたよ。
糖尿病や高血圧などの病気があると難しいかもしれませんが…
入院中でも「楽しみ」を持つことは大事ですね!
出産前に外泊できた!
まさかの外泊許可
入院生活にも慣れたころ、「そろそろ出産予定日を決めましょう」と先生から言われます。
逆子は治らなかったので、帝王切開での出産となりました。
相変わらず経過は良好なので、37週に入ったらいつでもいいですよ。
夫の仕事の都合など確認して、37週0日での出産が決まりました。
すると先生から、予想外のお言葉が。
早産の心配もなさそうだし、手術前に外泊してきてください。
運動不足だろうから、少し動いておかないとね。
え!? いいんですか~!
手術前の土日に外泊が決定!!
これはかなり嬉しかったです。
私が外泊中にしたかったのは…
「ヘアカット」と「外食」です!
どっちも産後しばらくは行けないだろうな、と思っていたので。
これはチャンス!と思い、いそいそと美容院を予約しました。
外泊でリフレッシュ!
外泊当日、久しぶりの外の空気に感動しつつ…そのまま美容院へ。
そんなにお腹の大きい妊婦さん初めて見たわ!双子やばいね!
お腹が大きすぎて、若干引いてましたね。笑
こんな出産間近に、美容院に来る人も珍しいでしょうしね…
特にシャンプーで仰向けになる時に、「大丈夫?苦しくない?ホントに?」と何回も確認してくれました。
美容師さんの心配をよそに、なぜか全然平気だったんです。
バッサリとショートにできて大満足!でした。
夜には夫と2人で、大好きなお寿司を食べに。
ここでも少し、大きなお腹に店員さんの視線を感じましたが、気にしない。
好きなものを好きなだけ食べられる幸せ…
噛み締めて頂きましたよ。
長い入院でストレスが溜まっていた私にとって、この外泊は最高のリフレッシュになりました。
初めての手術と、その後から来るであろう壮絶な双子育児への不安…
なんとか乗り越える!頑張ろう!という気持ちにさせてくれました。
外泊をさせてくれた先生達と、私のお願いをきいてくれた夫には感謝でいっぱいです。
【まとめ】制限が多くストレスも。でも産前最後のゆっくりした時間を過ごせる
今回は、私の管理入院での様子をお話しさせて頂きました。
- 管理入院は妊娠の経過によって決まる。早めに準備しておくと安心。
- 入院中はあまるほど時間がある。この機会にしたいことを考えておこう。
- 集団生活や行動範囲の制限でストレスも。なにか楽しみを持って過ごそう。
- 病院の方針にもよるが、経過が良ければ外泊できる!
今回のお話は私の経験談なので、あくまで妊娠経過が良いときの例です。
ずっと点滴をしたり、入院期間が長くなったりと、もっと制限がかかる双子ママさんはたくさんいると思います。
自由に動けずストレスもかかるとは思いますが、今後こんなにゆっくり過ごすことはなかなかないかもしれません。
管理入院は、「ゆっくりとやりたいことができる!」と前向きに考えられるといいですね。
出産後は、寝たくても寝れないハードな双子育児が待っています…!
今回のお話は以上になります。ここまでお付き合い頂きありがとうございました!