こんにちは!双子ママの ましの です。
今回は双子の同時授乳についてのお話です。
同時授乳とは「多胎の赤ちゃんたちの授乳時間を合わせ、同時に授乳する方法」のことです。
- 同時授乳はなぜ必要か?
- 同時授乳にはどんな方法がある?
- 夜間の授乳はどうする?
以上のことについて、私の経験を踏まえてお話したいと思います。
双子ちゃんの同時授乳で悩んでいる方の参考になると嬉しいです!
同時授乳をすることの重要性
同時授乳はなぜ必要か?
双子育児で同時授乳が必要な理由は、「親の休む時間を確保するため」です。
同時授乳をすることで、
- 赤ちゃんたちの生活リズムが揃う
- 授乳にかかる時間を短縮することができる
- 2人同時に泣いても同時に対応できる
というメリットがあります。
そしてこれらは全て、親が休む時間を確保することにつながります。
1人ずつの要求に合わせて授乳をしていては、親は1日中授乳をすることとなり、休むヒマがありません。
双子育児を乗り切るには、「いかにストレスや疲れを溜めずに育児をできるか」が重要になります。
そのために同時授乳は必須です!
同時授乳の重要性については、こちらの記事でもお話しています。
【双子の授乳】同時授乳は必要?産後1週間で私が感じたこと寝不足やストレスのせいで母乳の量が減る?
赤ちゃんは昼も夜も授乳やオムツ交換をしなくてはなりません。
なので、子育て中の親は当然寝不足になります。
また赤ちゃんのお世話を優先していると、やりたいことがあっても思い通りにできず、ストレスも溜まりやすくなります。
ましてや、赤ちゃんが2人や3人いれば尚更ですね。
ですが、寝不足やストレスは母乳育児には天敵なのです。
母乳をたくさん出してくれるプロラクチンというホルモンは、深夜に活発になるといわれています。不眠不休でおっぱいをあげるより、寝る前にミルクを足してママもぐっすり休む事も大事です。
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精神的なストレスや疲労が溜まると母乳が出なくなってしまうことがあるようです。 これは、おっぱいを射出するオキシトシンというホルモンの分泌がセーブされてしまうからです。
【助産師監修】母乳が出なくなった!出ない原因と母乳が出る方法は? 【公式】母乳育児向け専門ハーブティー、アロマ、マッサージオイル|AMOMA natural care通販サイト
せっかく育児を頑張っているのに、頑張りすぎて母乳が出なくなるのは本末転倒ですよね。
「いかにストレスや疲れを溜めずに育児をできるか」がやはり重要です!
寝不足やストレスで痙攣が!【筆者の経験談】
うちの双子が生後1か月半の頃のお話です。
私は同時授乳がうまくできておらず、細切れ睡眠が続く日々を送っていました。
新生児のころは、授乳後すぐに寝てくれていたのですが。
少しずつ体力がつき始め、またいわゆる「背中スイッチ」も発動するようになり…
授乳後にうまく寝かせられなくなっていたんです。
ある晩、双子が交互に起きてしまい、全く休めずに5時間ほど経過してしまいました。
すると、全身に強い痙攣が出現!
意識ははっきりあるのですが、強い悪寒のような、ものすごい震えが全く止まらず。
怖くなり、別室で寝ていた母を電話で呼びました(里帰り中でした)。
母に双子のお世話を代わってもらって休みましたが、痙攣は約1時間ほど続きました。
私を心配した母が、翌日から夜の授乳を手伝ってくれるようになります。
睡眠時間が増えたためか、これ以降は痙攣は出現せず、痙攣はこの1回のみ。
痙攣が出現した詳しい原因は分かりませんが、寝不足やストレスの怖さを知る機会となりました。
この経験があり、同時授乳の重要性をより感じることとなったのです。
同時授乳にはどんな方法がある?
いろいろな授乳スタイル
同時授乳の重要性が分かったところで、いよいよ実践です。
授乳スタイルは、「2人とも母乳」「2人ともミルク」「母乳とミルク1人ずつ」など様々。
お母さんと双子ちゃんが一番ラクな姿勢を見つけましょう。
母乳×母乳 | 母乳×ミルク | ミルク×ミルク | |
---|---|---|---|
わき抱き | 〇 | × | × |
かかえ抱き | 〇 | × | × |
たて抱き | 〇 | × | × |
仰向け | 〇 | × | 〇 |
かかえ抱き×仰向け | × | 〇 | × |
かかえ抱き×2(大人ふたり) | × | 〇 | 〇 |
詳しい授乳方法は、以下のページを参考にしてください。
また、私の大好きなpikaさんの「図解・双子の同時授乳体位まとめ」が大変分かりやすいです。
pikaさんはイラストも可愛く、クスっと笑える4コマ漫画がとっても面白いです。
私は双子を妊娠した頃から読ませて頂いています。
ぜひ覗いてみてくださいね。
どの方法がいい?【筆者の場合】
私の授乳スタイルの定番は、「かかえ抱き(母乳)× 仰向け(ミルク)」です。
授乳クッションやバウンサーに1人を寝かせて、もう1人に母乳をやりながらミルクを飲ませていました。
わき抱きでの同時授乳は入院中に少し習ったんですが、
- セッティングが難しい(タオルをたくさん重ねるなどの高さ調節が面倒)
- 赤ちゃんが小さくてセッティングすら怖い(授乳クッションから落としそうな気がした)
という理由でほぼ挑戦しませんでした…
「双子育児は無理をせずストレスをためない!」というのが私のポリシーだったので、潔く諦めました。笑
今思えば、首が座ってからまた挑戦すれば良かったかな?
また、産後1ヶ月ほどは本当に乳首が痛くて、毎回授乳がストレスでした。
産後しばらくは母乳の量を増やすために搾乳もしていたので、搾乳した母乳を哺乳瓶であげていました。
搾乳してても母乳は母乳!
直母でなくても飲んでくれれば問題ない!
というスタンスで、2人とも授乳クッションに仰向けにして哺乳瓶での授乳もよくしていました。
「母乳の方が栄養が多い」「免疫がつく」などのいわゆる「母乳神話」もありますが…
私は、母乳でもミルクでも、直母でも哺乳瓶でも、構わないタイプです。
飲んで大きくなれれば全然問題ないと思っています。
双子育児には哺乳瓶が必要!
私が母乳のみの同時授乳にあまり積極的でなかった理由のひとつとして、
「哺乳瓶での授乳に慣れておいて欲しい」ということもありました。
普段から哺乳瓶を使っていないと、慣れない乳首の感触がイヤで、哺乳瓶で飲まなくなることがあるみたいなんですよね。
私はミルクと混合にしたかったので、絶対に哺乳瓶を使いたかったんです。
哺乳瓶を使うメリットとしては、
- 夫が授乳に参加できる
- もし母乳が2人分出なくてもミルクがあるという安心感がある
- 緊急時に他者に双子を預けやすい
というメリットがあります。
もちろん、「ミルク代がかかる」「洗い物が増える」などのデメリットもあります。
それでも、双子育児の負担を少しでも周囲へ分散するためには、哺乳瓶が必須!
との思いから、哺乳瓶を積極的に使っていました。
夜中の授乳はどうする?
添い乳がラク!
夜中は添い乳が一番だと思います。
日中は様々な方法で授乳が可能ですが、夜中までそんな対応をしていると大変ですし、身体が持ちません。
新生児訪問でも、「双子ママは体を休めることが優先だから」と添い乳を指導されました。
しかし添い乳にあまり良いイメージがなかった私。
- 夜中に口にくわえていたはずのおっぱいがないと不安になり夜泣きにつながる
- おっぱいがないと眠れなくなり、ママしか寝かしつけができなくなる
- 少ししか飲まないうちに眠ってしまうので、すぐにお腹が空き頻回に起きる
- ママがうっかり寝てしまい、赤ちゃんの鼻や口を塞いでしまうリスクがある
これらのよく言われるデメリットがあるため、できれば添い乳をしないようにと考えていました。
赤ちゃんの首が座らないうちは、体がフニャフニャで横向きにするのも怖かったしね。
ところが。
寝不足の体で起き上がり、抱っこをして授乳をし、せっかく寝ても布団に置くと背中スイッチでまた起きる…
という生活にほとほと疲れてしまった私。
こんなつらい思いをしてまで、なぜラクでない方法を選んでいるんだろう?
という気持ちが表れます。
そこで、首もすわり体つきもしっかりした頃から添い乳に挑戦してみることに。
すると、分かってはいたけど…
なんてラクなんだー--!
私は体を起こさなくてもいいし、赤ちゃんはそのまま寝てくれるので抱っこでユラユラしなくてもいい。
「なんでもっと早くやらなかったんだろう」と後悔したくらいでした。
「添い乳は頻回に起きる」は本当かも?【筆者の経験談】
里帰り後は家族4人で同じ部屋で寝ていたのですが。
「1人の泣き声で全員が起きる」という状態が続いてしまい、夫も私も寝不足が辛くなってしまいました。
そこで夫から、「別々の部屋でそれぞれに授乳してみてはどうか?」と提案が。
夫が一人で起きれるか、などの心配がありましたが、とりあえずやってみることに。
夫の授乳回数を減らすために、少し授乳の間隔が長かった長女を夫が担当し、ミルクで授乳。
起きる回数が少し多い次女は私が担当となり、生後4か月頃から添い乳をしていました。
すると少しずつ、2人の授乳間隔や起きる回数に差がつき始めます。
ミルクを飲んでる長女は7か月頃には夜中の授乳は1回になっていましたが。
添い乳の次女はまだ2~3回ほど起きていました。
また、朝方に1時間おきに起きることや、寝付いてから30分~1時間ほどで起きてしまう時期が次女だけありました。
2人の睡眠の個性や、ミルクの腹持ちの良さなどもあるかもしれませんが、添い乳をしていた方がよく起きていた印象があります。
添い乳は断乳が大変だった
夜中の断乳も、添い乳の方が大変でした。
離乳食も順調に進んでいたし、1歳から私の復職も決まっていたこともあり。
双子が11か月に入るとすぐに夜間断乳に踏み切りました。
夫担当の長女は、すでに夜中はほとんど起きなくなっていたので、あっさりと断乳に成功。
しかし添い乳派の次女は、それはそれは反乱を起こしまして。笑
起きる度にトントンしたり、抱っこでユラユラしたり、バウンサーで寝かしたり…
という攻防を3日間ほど続けました。
その後は続けて眠ることができるようになりましたが、つらい3日間でした…
添い乳はやめにくいこともデメリットかもしれませんね。
それでも、寝不足を解消してくれた添い乳は本当にやって良かった!と思います。
【まとめ】上手に同時授乳をして、ママは休む時間を確保しよう
今回は私の経験談を踏まえながら、双子の同時授乳についての考えをお話させて頂きました。
- 同時授乳は「親の休む時間を確保するため」に必須。双子育児には寝不足とストレスは大敵!
- 同時授乳はママと双子ちゃんが一番ラクな姿勢が◎。ミルクを使うと周囲の手を借りることもできる。
- 夜間の授乳は添い乳がオススメ。デメリットもあるが、身体が本当にラク!
授乳に関しては、赤ちゃんの好みやママの考え方により、方法は様々だと思います。
双子ちゃんとママが試行錯誤しながら、ベストな授乳スタイルを見つけていければいいですね。
こだわりすぎず、頑張りすぎず。ラクにいきましょう。
今回のお話は以上になります。ここまでお付き合い頂きありがとうございました!