こんにちは!双子ママの ましの です。
ご訪問ありがとうございます。
親戚に双子がいるんだけど…私ももしかして双子を授かるかも。
双子妊娠について知っておきたいな。
親族に双子が多い方や不妊治療をしている方は、「もしかしたら双子を授かるかも」という思いがありませんか?
もし授かるなら、双子についての情報や知識を学んでおきたいですよね。
そんな方に向けて、今回の記事では以下のことについてお話しようと思います。
- 一卵性・二卵性はなにが違う?
- 双子を妊娠する確率はどれくらい?
- 双子には卵性以外にも種類がある?
- 双子妊娠はいつわかる?
私の双子妊娠の経験談もふまえながらお話ししていきます。
双子ママにご参考になることがあれば嬉しいです!
一卵性・二卵性はなにが違う?
双子の妊娠、つまり「ひとつの子宮の中に2人の胎児がいる妊娠」のことを「双胎(そうたい)妊娠」と呼びます。
双胎は「一卵性双胎」と「二卵性双胎」に分けられます。
双子に「一卵性」と「二卵性」の2種類があることは有名ですよね。
これは何で区別しているかご存じですか?
正解は「受精卵の数」なんです。
一卵性双胎
もともとはひとつの受精卵だったのが、何らかの理由で早い時期にふたつに分離して、それぞれが胎児として成長した双子のこと。
一卵性には以下のような特徴があります。
- 遺伝情報は同じ
- 性別や血液型は同じ
- 容姿がそっくり
- 利き手が左右にわかれたり、つむじが右巻き・左巻きになるなど、左右対称の鏡像になる特徴を持つ場合がある(ミラー・ツイン)
ひとつの受精卵がなぜ分裂するかははっきりと分かっておらず、偶然によるものと考えられています。
二卵性双胎
ふたつの別々の受精卵が育った双子のこと。
- 遺伝情報は異なる
- 性別や血液型も異なる場合がある
- 容貌は一卵性双生児ほどそっくりではないことが多い
二卵性になる要因としては、以下のものが挙げられます。
- ママが複数個の排卵が起きやすい体質だった場合(遺伝)
- 体外受精で受精卵を2個以上母体に戻し、ふたつの受精卵が着床して育った場合
- 排卵誘発剤で2個以上の排卵が起き、それらが受精・着床して成長した場合
双子を妊娠する確率はどれくらい?
日本における多胎児の出産率は1%ほど。
つまり、約100人に1人は多胎児を出産していることになります。
もともと日本での多胎児の出産率は0.6%程度でしたが、不妊治療が広まった影響で増えています。
また年齢によっても差が見られ、年齢が高いほど確率が上がるようです。
晩婚化や晩産化が進むにつれ、多胎児の出産率も上がっていると考えられます。
一卵性双胎
一卵性双生児の出産率は人種や家系にかかわらず0.4%程度となっており、今も昔も変わりありません。
しかし最近では、不妊治療によるものと考えられる一卵性双胎もわずかに増えてきているようです。
二卵性双胎
二卵性双生児の出産率は人種により差がみられ、黄色人<白人種<黒人種の順に多くなります。
日本での二卵性の双子の出産率は、昔は一卵性の約半分で0.2%程度でした。
しかし不妊治療が広まった影響で、現在は二卵性の方が多くなり、出産率は約0.6%となっています。
双子には卵性以外にも種類がある?
お腹のなかにいる双子には、卵性以外に「膜性」という種類があります。
赤ちゃんを包む膜の数によって分類され、以下の3タイプに分けられます。
- 二絨毛膜二羊膜性双胎(DDツイン):絨毛膜2つ、羊膜2つ。全ての二卵性双胎と、25%の一卵性双胎。
- 一絨毛膜二羊膜性双胎(MDツイン):絨毛膜1つ、羊膜2つ。一卵性双胎の75%がこのタイプ。
- 一絨毛膜一羊膜性双胎(MMツイン):絨毛膜1つ、羊膜1つ。一卵性双胎の1%未満で、とても稀。
「絨毛膜の数=胎盤の数」、「羊膜の数=胎児が成長する部屋の数」、と考えると分かりやすいです。
この膜性の種類を判別することを「膜性診断」といい、妊娠10週〜14週くらいで行われます。
膜性によりリスクの高さや内容が大きく異なるため、多胎妊娠には重要な診断となるのです。
双子妊娠はいつわかる?
双子かどうかは、妊娠初期に経膣超音波診断(エコー)によってわかります。
ただし、一絨毛膜か二絨毛膜かによって判明する時期が少し異なります。
DDツイン
胎嚢(たいのう:赤ちゃんが入っている袋)が2つあるため、多くの場合は妊娠と同時に双子と分かります。
個人差はあるものの、妊娠5~6週あたりには2つの胎嚢、7〜8週頃には2人の胎児が確認できます。
MDツイン・MMツイン
胎嚢が1つのため、目視で双子かどうかを確認できない場合があります。
心拍が聞こえる6〜7週目以降から、心拍が2人分確認できれば双子と判断できます。
ちなみに、MDツインとMMツインの区別はもう少し遅い時期になります。
この羊膜がエコーで見づらいことがあり、判断までに何度か診察を受ける場合もあるようです。
私もなかなか羊膜が見えませんでした。膜性診断での経験談はこちらの記事で話しています。
【筆者の経験談】双子妊娠がわかるまで
それでは、私の双子妊娠が発覚するまでについてお話しようと思います。
初めての妊娠だった私は、妊娠検査薬で陽性が出ると浮かれてしまいまして。
まだ妊娠4週頃と思われる時期に、すぐに近所の婦人科を受診しました。
が、もちろん時期尚早でして、心拍は確認できず。
でも胎嚢は確認できました。
胎嚢はひとつだったので、この時はまだ双子だなんて予想もしていません。
また来週来てね、と医師から言われます。
そして翌週、もう一度受診。さっそくエコーを確認すると…
…ん?あれ?
モニターにふたつチカチカしてるの分かる?
心拍ふたつあるねー。双子だわ。
・・・・・・・・・・。
どぅえぇぇぇぇーーーーーー!!??
ふふふふふふふ双子ーーーーー!!??
叫びました。心の中でね。病院なので。
親族や友人など、周りに双子を出産した人がいなかったので、全くの想定外。
びっくりしながらも、心拍を確認できたことに安堵していました。
とりあえず、私は妊娠6週で一卵性の双子を授かったことが分かったのです。
多胎妊娠の知識がゼロなので、この時はハイリスク妊娠とは露知らず…
この後からが大変なのですがね。
【まとめ】双子の妊娠には基礎知識を知っておくことが重要
今回は双子妊娠についての基礎的な知識についてお話させて頂きました。
- 一卵性・二卵性は「受精卵の数」によって区別される。
- 日本における多胎児の出産率は、全分娩件数のうち約1%を占める。
- 不妊治療などの影響により、多胎児の出産は増えている。
- 双子には「膜性」という種類があり、妊娠中のリスク管理において重要な分類となる。
- 一絨毛膜か二絨毛膜かによって、双子妊娠が判明する時期がやや異なる。
もし双子や三つ子を妊娠した時には、必ず知っておきたい知識になります。
多胎妊娠について学ぶ機会はなかなかありませんよね。
そして、私のような早すぎる受診は医療費がもったいない、ということも知ってもらえたかと思います。笑
今回のお話が、誰かのご参考になったなら幸いです。
今回のお話は以上になります。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました!