こんにちは!双子ママの ましの です。
私は妊娠37週0日に、帝王切開で双子を出産しました。
今回はその時の出産レポートです。
- 出産日決定〜当日までの過ごし方
- 手術の様子
- 術後の辛かったこと
こんな事について書いていきたいと思います!
今回の記事は以下のような方に読んでいただけると幸いです。
- 帝王切開での双子出産を控えている方
- 双子の出産について情報収集している方
- 手術の様子やその後の過ごし方を知りたい方
私の体験談が参考になれば嬉しいです!
Contents 非表示
管理入院中に出産日が決定
子宮底長が長く、切迫早産になる気配が微塵もなかった私ですが。
妊娠32週から、念のため管理入院をしていたんです。
入院中も特に大きなトラブルはなく、点滴もせずに元気に過ごしていました。
ただ、26週で逆子になった第1子がどうしても戻らず。
しかも左の端っこに追いやられてほとんど動けない様子。
この感じだと帝王切開だね。そろそろ出産日を決めましょう。
と言われ、帝王切開での出産が決定となりました。
双子が逆子になったお話はこちら。
妊娠35週に夫と共に先生と相談。
夫の仕事の都合などを確認し、37週0日での出産が決まります。
経過が順調なので、出産前の外泊の許可も出ました。
外泊でのエピソードはこの記事でお話しています。
外泊でリフレッシュもし、いよいよ出産日を待つばかり。
「いよいよ産まれるのか…」という、楽しみなような怖いような複雑な気持ちになっていました。
手術数日前からは、心電図などの検査をいくつか受けました。
そして前日の夜からは絶食。
夕飯を食べれないのですが、緊張感からかあまり空腹でつらいとは感じず。
この大きなお腹で寝るのも最後だなぁ…
早く双子に会いたいけど、胎動を感じられなくなるのは寂しいかも…
なんてことを考えながら眠りにつきました。
手術当日!ついに双子誕生
家族に見送られながら手術室へ
ついに手術当日の朝がやってきました。
さすがにお腹が空いていましたが絶飲食。悲しい。
仕事を休んでくれた夫だけでなく、両親・義両親も駆けつけてくれました。
みんなに見送られながら、看護師さんに車椅子を押されて手術室へ向かいます。
手術は夫も立ち合いの許可が出なかったので、1人で行くのは少し心細かったですね。
手術室に入る時に、看護師さんに「メガネ預かりますね〜」と外されます。
裸眼の視力が0.1以下の私は何も見えず…。ぼやけた視界のまま手術室へ。
予想以上に人がいっぱいいる!
そういえば、小児科の研修医も見学に入ると言われていたんでした。
これだけ医療者がいれば、私と双子の命は絶対に大丈夫そうだな…
安心したと同時に、「いよいよか…!」とさすがに緊張もしてきました。
帝王切開開始
手術台に乗ってすぐ麻酔を入れます。
腰椎麻酔って痛いとよく聞くのでビクビク。
「できるだけ身体丸めてくださいね〜」と言われますが。
この巨大なお腹でどうやって丸めるんだ?
と思いながらも頑張りました。
麻酔は想像していたよりも痛くなかったですね。案外平気でした。
緊張していて痛みどころじゃなかったのかもしれません…
しばらくして下半身の感覚がなくなり、いよいよ手術が始まります。
先生たちが和やかに会話したりしてたので、思ってたよりも緊張感なく穏やかな雰囲気。
そのおかげで、この時には私の緊張感もかなりほぐれていました。
私はまな板の上の鯉状態で、されるがまま。
お腹の方でなんとなく触られている感じはありました。
無事に双子が誕生!
少しして、先生から「1人目出まーす」と言われます。
ついに産まれる!ちゃんと泣くかな…ドキドキ。
お腹がふっと軽くなる感じがあったと思ったら…
すぐに「プギャーーー!」と産声が!
う、産まれたー!
痛みもないので、赤ちゃん出た!という感覚は薄いんですが、産声を聞いて一安心。
産まれたての赤ちゃんを助産師さんが目の前に連れてきてくれました。
視力悪すぎてぼんやりとしか見えないのが残念…
私のほっぺたに赤ちゃんをピタッとくっつけてくれたのが嬉しかったです。
続いてすぐに、「2人目も出まーす」と先生。
長女と2分違いで次女も誕生。またもすぐに泣き声が聞こえました。
また助産師さんに少し触らせてもらえましたが、処置があるからとすぐに別室へ連れて行かれました。
2人とも無事産まれた…よかった…
私は手術中は何もしていないけど、なんだか成し遂げた感じがありました。
産後の母体に変化
双子の誕生後は、子宮内をキレイにして傷を塞ぐなどの処置をされます。
胎盤は平均よりもかなり大きく、1kg近くあったそう。
双子にたくさん栄養を送ってくれた胎盤。ありがとうね。
緊張の糸がゆるみ、ぼんやりしていると…
なんか…少し気持ち悪い?眠いような気もする…
なんてぼんやりと考えていました。
後から先生に聞いたんですが、この時私は血圧が180ほどあったとのこと。
手術後しばらくして落ち着いたようです。
赤ちゃんがお腹から出て血流が良くなったせいなのかな?
「ちょっと心配だったんですよねー」と先生が教えてくれました。
普段は血圧100あるかないか、という低血圧なのでびっくり。
脳出血とかにならなくて良かったです…
ICUへ移動
手術後はICUへ移動します。
夫や両親たちが来てくれて、「お疲れ様」と労ってくれました。
夫たちは、新生児室に運ばれてきた双子をガラス越しに見ることができたようです。
また次女は産まれてすぐ低血糖になっていたので、夫は保育器に入っている次女にミルクをあげたとのこと。
母親よりも先に授乳するなんて…!くやしい。
少し雑談してから、夫たちは帰っていきました。
明日のお昼に病室へ戻りますね!
と看護師さんに言われました。
手術は朝からだったので、ICUに来た時点でまだお昼すぎ。
え?じゃあほぼ24時間、この何もない空間でただ寝て過ごす…?
ここから苦痛の24時間が始まるのです…
手術後のつらかったこと
ここがつらいよ① 術後24時間ずっと寝てる
ICUではこんな状態。
- ずっと仰向けでただ寝ているだけ
- お茶飲むときも起き上がってはいけない
- 点滴やおしっこの管があるので横向きで寝れない
- エアーマットなので寝返りしづらい
- テレビもケータイもなし =めちゃくちゃ暇
ただただ寝てる、というのがかなり辛かったです。
とりあえず、手術後は気疲れからかウトウトと眠りましたが。
真昼間から、しかも大して動いてないのにそんなに眠れません。
完全に目が覚めるも…暇過ぎる。
ときどき看護師さんが、子宮の戻りを確認に来ます。
「寝てるのひどいんです!」って言いたいけど…言ってもどうにもならんよな…
と思うと、看護師さんに言えず。ただただ我慢。
とにかく起きたいし動きたいし眠れないしで、長くてつらい24時間を過ごしました。
あまり眠れないまま長い夜が終わり、翌日。ベッドごと病室へ移動します。
やっと解放だ…!長かった…
病室は4人部屋から個室に移動していました。
起き上がれそうですか?トイレまで行けそうなら、おしっこの管外しますね。
はい!起きます!(早く起きたいぃーーー!)
支えてもらいながら起きると、丸1日寝ていたために少し眩暈がありました。
でもそんなの気にならないくらいに…
自由に動けるって素晴らしい…!
て思ってました。ほんとに大袈裟じゃなく。
病室入り口にあるトイレまでゆっくり歩けたので、おしっこの管は外されました。
痛みはあるものの、寝たきりからの解放の喜びの方が優っていました。
そう、この時はまだあまり傷の痛みを感じていなかったんです…
ここがつらいよ② 痛みに耐えながらトイレに行く
この日の夜は、双子は新生児室で見てくれるとのこと。
私は1人でゆっくり休むことになりました。
ゆうべは眠りも浅かったし…今日はゆっくり寝れるかな。
なんて思っていたんですが。
なんと2時間おきに尿意で目が覚めるんです。
しかも日中は動いているとあまり気にならなかったんですが、起き上がる時の痛みがつらい…!
今思えば、電動ベッドなのでコントローラー使えば良かったんですが…
その時は必死なので思い付かず。
- イテテテテと言いながらなんとか起きる。
- 点滴台を押しながらトイレまでゆっくり歩く。
- 終わったらゆっくりとベッドまで戻り、イテテテテと言いながら横になる。
この一連の動作はかなりスローモーションでしか動けません。20分くらいかかってました。
ベッドからトイレまでの遠いこと…(実際は10歩ほどの距離)
やっとの思いで眠りにつくのに、また2時間後に尿意で目が覚め…ふりだしに戻る。
結局、この日の夜もあまり眠れずに過ごすことになりました…
ここがつらいよ③ 思うように排泄ができない
痛みに耐えてやっとの思いで行っていたトイレなんですが。
排泄そのものも大変でした(汚い話になります…ごめんなさい)。
やっとトイレについて便座に座るも、うまくおしっこが出せない。
あれ?どうやって出すんだっけ?
おしっこの管を入れてたせいで、尿道の筋肉の使い方がわからなくなってました。
しばらく座っていると自然に出るんですがね。
産後1ヶ月もすると元に戻ったので良かったです。
あと、大もですね… 傷が痛むために踏ん張れないんです。
力を入れると傷が開くような気がして…
しばらくは便秘にも悩まされました。
ここがつらいよ④ 後陣痛
あと、排泄の時にですね。子宮がギューーーッて痛むんです。
これは…後陣痛というやつ⁉︎
脳の下垂体後葉というところから分泌されるオキシトシンというホルモンには、分娩中には子宮の収縮を促す作用があり、分娩後には赤ちゃんに授乳をすることでホルモン分泌が促され、子宮収縮を引き起こし、子宮を元の大きさにもどす作用があります。この、分娩後に子宮の筋肉を収縮させるときの痛みが後陣痛です。
子宮が大きく引き延ばされた場合(双子、三つ子の分娩や羊水過多など)や、経産婦は、痛みが強くなる傾向があります。また、授乳の際に痛みが強くなるのが特徴です。
後陣痛について | メディカルノート (medicalnote.jp)
私はなぜか、授乳よりも排尿の度に強い痛みに襲われていました。
産後しばらくは排泄が毎回憂鬱でした…
【まとめ】手術後は痛みとの戦い。でもこれからが本番!
今回は、私の帝王切開による出産とその後の様子についてお話しさせて頂きました。
「帝王切開はラク」なんて思う方もいるかもしれません。
私は経腟分娩を経験していないので、比較はできないのですが。
帝王切開でもひどい痛みを経験するし、つらいことがたくさんありました。
帝王切開も本当に立派なお産だと思います。
私はできればもう経験したくありません。笑
でも、出産はゴールでなくスタートです!
ここからの双子育児には、さらなる試練が待っているのです。
この続きはこちら。
双子ちゃんの出産を控えている方に、私の経験談が少しでもお役に立てたら嬉しいです。
今回のお話は以上になります。ここまでお付き合い頂きありがとうございました!